8.盛岡三大麺その2〜じゃじゃ麺編 8月20日記事

盛岡の名物として、盛岡冷麺、じゃじゃ麺、わんこそばの
盛岡三大麺がありますが、
2回目の今日はじゃじゃ麺について触れたいと思います。

盛岡冷麺が焼肉屋の一メニューであるのとは異なり、
じゃじゃ麺はじゃじゃ麺専門店で食べられるのが多数です。

お店に入ります。じゃじゃ麺のお店では、
基本的にメニューがじゃじゃ麺しかありません。
牛丼店のような感覚で「小盛」「並盛」「大盛」のように、
分量を注文することになります。

そこからやや時間を要します。
注文が終わってから麺が茹でられるのが一般的なため、
牛丼のようにファーストフードにはなりえません。



まずは見た目から。
茹であがったアツアツの
きしめんか太いうどんのように思われる小麦の麺の上に、
千切りのキュウリとネギ、そして、ひき肉、玉ねぎ、味噌を
主原料とした肉味噌が乗せられます。
薬味としておろししょうが、ニンニク、
ラー油、酢、こしょうなどをお好みでかけ、
麺にしっかり絡ませ食すのです。

じゃじゃ麺のポイントは、
「肉味噌にコクがでているか・肉味噌に親しめるか」と
「薬味の組み合わせで、様々な味を楽しむことができるか」
にあると感じます。

さて、あと一口で完食ですが・・・ちょっと待った。
ここからがじゃじゃ麺の特異な作法でありまして、
ネギとキュウリの絡まった一口の肉味噌を残し、
生卵をその皿で溶き、
「チータン(チータンタン)お願いします。」と言って、
皿ごと店員さんに渡すと、
ほどなく卵スープが返ってくるのです。

二度目のじゃじゃ麺で、他のお客さんの所作に気付き、
じゃじゃ麺の真髄であるとも言えるチータンを
味わうことができました。



「慣れない肉味噌」「チータンの所作」
この2つが、じゃじゃ麺への壁に感じます。

盛岡に来られたときの私個人のおススメは、
元祖である「白龍(ぱいろん)」も良いですが、
だしの効いたチータンがとっても胃に沁みる
「俺のじゃじゃ」です。
意見の分かれるところではありますが
わたしは「俺のじゃじゃ」を一推しにしています。

ああ、今日もお腹いっぱい。


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