6.三陸ワカメ 7月22日記事

三陸の産品といえば、サンマ、ホヤ、ウニ、アワビなど、
北海道でもおなじみの様々な海産物を思い浮かべますが、
職場にいる大槌町出身の臨時職員Sさんは、
「まずは沿岸のワカメを食べなさい」と言うのです。



田野畑村島越にある三陸鉄道「カルポナード島越駅」です。
しゃれた駅舎の中には、待合室と売店があり、
切符を売る駅員と売店の店員を兼ねた方がいます。

駅から見渡す限り、高台の2軒を除き、
荒涼とした雑草の生い茂る平地に全く人家が見えない中で、
駅員さんはどこから通っているのかと疑問に思い尋ねると、
東日本大震災の津波で、この集落にあった家が流され、
その後、高台の復興住宅へ移住したのだそうです。



そして、震災当日のことや島越集落の人々のその後、
三陸鉄道の現状のことなどを伺いながら
売店の土産物コーナーの冷蔵棚の方に行って見ると
「あったあった」ワカメです。
ここでは、三陸鉄道に関するグッズなどのほか、
主力商品のひとつとしてワカメが販売されているのです。

臨時職員Sさんいわく
「今年の新しいワカメじゃなければダメです。
絶対に新物を買ってくださいね」と言われたことを思い出し、
今年収穫されたワカメであることを確認して買うのです。

帰宅後、本ワサビを下ろしてしょう油でいただくのですが、
見た目のペラペラ感から想像のできない
コリコリとした歯ごたえがとても印象に残る
食感のとても良い深緑色のワカメなのでした。



三陸沿岸ではまずワカメをオススメします。


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