19.新鮮安心イカ製品 1月8日記事

沿岸の宮古市では、
若手が経営する水産加工会社が「チーム漁火」を立ち上げ、
人員や取引先、加工技術・ノウハウ、設備などを共有し、
それぞれの会社が持つ強みを活かした経営をすることで
共存共栄していこうとする取組が行われています。



チームを引っ張っている共和水産さんも
震災による津波によって加工場が被災しましたが、
復興の途上で、経営を強化するとともに宮古ブランドを守るため、
連携の必要を感じたようです。



工場の見学では、衛生面など食の安全に最大の配慮をしていること、
素材の良さを活かした加工を行っていることが説明され、
共和水産さんの得意分野であるイカそうめんなどを中心に、
大手スーパーなどでの取扱も増えたそうです。



後日、宮古市の道の駅で、
共和水産さんの加工品「うにいか」を見つけたので、
ご飯にたっぷりと乗せていただきました。
うにの甘さとイカの甘さの両方が存在感を競うような
味付けに仕上がった製品なのです。
また、ドロッとした見た目とは裏腹に、
イカのしっかりとした歯ごたえが満足感を増幅してくれます。


黒米を混ぜたご飯です

「素材のまま食べるのが一番」との従来の考えを
見直させられた逸品の加工品でした。


真いかぶっかけ丼に納豆を混ぜてみました

なお、わたしの生まれ育った日本海側の港町では、
カズノコやタラコなどの水産加工業が盛んでしたが、
資源の枯渇や原材料の高騰などで衰退の一途をたどったため、
こうした連携の取組を見習ってほしいものです。
北海道も負けてはいられません。




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