震災遺構その1 6月20日記事

祭畤大橋(まつるべおおはし)
この橋の名前に聞き覚えのない方も、
2008年6月の岩手・宮城内陸地震で崩壊した橋と聞き、
橋の写真を見れば、思い出される方もいらっしゃるかと思います。



岩手県内の震災遺構としては、
東日本大震災で被災した陸前高田の「奇跡の一本松とユースホステル」と、
「旧大槌町役場」がありますが、
その先輩格として現存するのがこの橋なのです。

この橋は、2008年6月の岩手・宮城内陸地震で崩壊した
一関市にある全長100メートル弱の国道橋ですが、
建設から30年が経過しているものの、耐震設計もされていたため、
当初は設計ミスなども疑われましたが、
後の調査で橋脚の地盤もろとも地すべりがあったためだと判明しました。



橋の崩壊時にこの橋を通過していた車両がなかったことが幸いでしたが、
この災害遺構は地震による地滑りの恐怖を後世に伝えようとしています。
なお、この震災では、計23人の方が死亡・行方不明となっています。

一関編 〜完〜
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