
6月7日(土) 北海道大学の「北大祭」に行きました このテのお祭りに行くのは初めてのことなのですが お目当ては獣医学部の学生さんたちが 心を込めて作った「鹿バーガー」で ご想像のとおり鹿ひき肉でつくるハンバーガーです
3ヶ月前にとある「北のめぐみ愛食レストラン」で 豚や牛などに比べヘルシーであるとの評判から 鹿肉ステーキをいただいたところですが わずかながら独特の臭みがあり 慣れが必要だと感じたところでした ところが、この「鹿バーガー」 油っぽくないどころかクセがほとんどないのです
血抜きの技術が臭みを左右すると言われており 鹿肉が普及すればこの課題も解消されるはずなので 肉の仕入れルート確保や採算性の課題をクリアすると どこかの地域の特産品として売り出せそうです
また、北海道内では野生のシカが増えすぎて 釧路・根室・網走方面だけでなく 最近では札幌近郊でも農作物への食害がでているなど 個体数調整が必要になっています
まさに、鹿バーガーは 一石三鳥(地域経済の発展・健康増進・資源管理)になる 可能性を秘めています
このほか、獣医学部祭の室内展示で 寄生虫や獣のウンチ(一部本物)を見たり 盲導犬の体験も見せていただきましたが 学生さんたちの笑顔から 普段のうっぷんを吹き飛ばす元気をいただきました
将来の獣医さんには 愛玩動物のためのお医者さんだけでなく 地域で不足がちになっている BSEや鳥インフルセンザなどの蔓延防止に 日夜頑張っている家畜保健衛生所の獣医さんや 農業共済組合の獣医さんなど 産業動物(牛・豚・鶏など)のお医者さんにもなっていただき 北海道の畜産業の発展に携わっていただける獣医さんが 一人でも多く誕生してくれると
一北海道人としてありがたいです |