7 田(カクジュウ)佐藤家を訪れました
  2008.1.9 発信
明治時代の歴史的建造物
田(カクジュウ)佐藤家を訪れました

後志の西海岸にある寿都(すっつ)は
江戸時代の後期から明治にかけて
「北前船」による交易が行われ
その後はニシンの大漁に浜が湧き
急速に集落が発展した地域でありました

ここ寿都町歌棄(うたすつ)にある
田(カクジュウ)佐藤家は
明治初期に建てられたもので
地方行政府の長の住まいでした
(この写真は06年のものです)

歌棄は江差追分の中で「せめて歌棄、磯谷まで」
と歌われた土地で
磯の香りに満ちた湾にこうした歴史的建造物があります

しかし、長年の風雨で建物が傷み
その維持・補修に、多額の費用を必要としています
文化財保護には熱心でない政策によって
多くの貴重な文化財が痛み、消えようとしています

御殿は、おばあちゃんが1人で
居住しながら所有・維持・管理しており
年一度の公開日に訪れることがわたしの楽しみでした
ここでは、当時の鉄カブトやマスク
そして、松前藩主の衣類なども試着させていただけました
本来ならケースの中で手厚く保護されるようなものですが
良い面なども含めて
いろいろと考えさせられました

(もう本物では試着できないかも知れないので
きちんと写真に収めました)

トップにもどる
Copyright (C) 2005-2015 しりべしのちいさな家マスター.All Lights Reserved.