明治時代の歴史的建造物 田(カクジュウ)佐藤家を訪れました
後志の西海岸にある寿都(すっつ)は 江戸時代の後期から明治にかけて 「北前船」による交易が行われ その後はニシンの大漁に浜が湧き 急速に集落が発展した地域でありました
ここ寿都町歌棄(うたすつ)にある 田(カクジュウ)佐藤家は 明治初期に建てられたもので 地方行政府の長の住まいでした (この写真は06年のものです)
歌棄は江差追分の中で「せめて歌棄、磯谷まで」 と歌われた土地で 磯の香りに満ちた湾にこうした歴史的建造物があります
しかし、長年の風雨で建物が傷み その維持・補修に、多額の費用を必要としています 文化財保護には熱心でない政策によって 多くの貴重な文化財が痛み、消えようとしています
御殿は、おばあちゃんが1人で 居住しながら所有・維持・管理しており 年一度の公開日に訪れることがわたしの楽しみでした ここでは、当時の鉄カブトやマスク そして、松前藩主の衣類なども試着させていただけました 本来ならケースの中で手厚く保護されるようなものですが 良い面なども含めて
いろいろと考えさせられました
 (もう本物では試着できないかも知れないので
きちんと写真に収めました) |